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"カッコよく生きるをあきらめない"30代パパブロガーが送るLIFESTYLEブログ

いまの30代は年金をもらえる?もらえない?元人事が解説します!

いまの30代は年金をもらえる?もらえない?

こんにちは、ブラザーケントです。

結婚して子どもが生まれたりすると、子どもがもう一人ほしい、戸建てやマンションを買いたいなど、いろいろな夢が広がっていくと思いますが、そんな夢とあわせて現実的に考えておきたい将来のひとつが"年金"だと思います。

読者のみなさんのなかにも、

  • 年金の制度自体が今後どうなるのかわからない
  • 年金の不安にどう対応すればいいのかわからない

と思っている方は多いのではないでしょうか。

そんな、年金なんて先のこと・・・

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あなたと家族が将来も幸せに暮らしていくために、将来のお金のことを無視することはできません。

そこでこの記事では、次の内容について解説していきます。

この記事の内容

・年金の制度はそのうちなくなってしまうのか

・いまの年金制度は僕たちの代まで安心なのか

・年金制度にはどのような変化があるのか

この記事を書いている僕は、一部上場企業で10年近く人事の仕事をしてきて、給与や年金に関する仕事にも携わっていました。

仕事をするなかで感じたことも含めて、なるべくわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

将来のお金の備えをしている人はとても少ないと言われていますが、この記事を読んでいただければ、僕たち30代が60歳ぐらいになる頃の年金の問題点や不安がいくらか見えてきます。

ぜひ読んでいただいて、将来の備えを一緒に考えていきましょう。

(*この記事では国民年金、厚生年金などの公的年金に話を絞ってお伝えしていきます。)

年金制度は簡単にはなくならない

まず結論から言ってしまうと、年金制度という仕組みが簡単になくなることはありません。

破綻も崩壊も、まずないと思って大丈夫です。

なぜかというと、理由は2つあります。

  • 年金積立金という貯金がたくさんある
  • いまは保険料と税金で毎年回っている

まず年金積立金というのは、かんたんにいえば年金の貯金みたいなものです。

いままで団塊世代の人たちが年金保険料として払ってくれたお金が貯金になっていて、その金額は164兆円といわれています。(平成29年度末)

これはとてもすごい額で、おなじような資金を国際比較しても、なんと日本がナンバー1の金額なのです。

名称(国) 金額

年金積立金管理運用独立行政法人
(日本)

$1,237,636

Government Pension Fund
(ノルウェー)

$893,088

Federal Retirement Thrift
(米国)

$485,575

National Pension
(韓国)

$462,161

ABP
(オランダ)

$404,310

引用元:世界トップ300の年金基金の運用資産総額が6.1%増加し、15兆7,000億米ドルに - Willis Towers Watson

この金額がどのくらい多いかというと、日本の年金にもしものことがあっても2年くらいは大丈夫、という金額です。

え、すごい!!

さらに、いまお年寄りに支払う年金は、僕たち若い世代の払う年金保険料と税金で毎年回っています。

例えばたくさんの人が入っている厚生年金では、お金が入ってくる歳入は6割が保険料、2割が税金、残り2割がその他もろもろ、という構成になっています。

厚生年金歳入の構成比(平成28年度)

引用元:平成28年度決算(年金特別会計 厚生年金勘定)|厚生労働省

年金のために借金をしているわけでもなく貯金もあるのに、貯金を切り崩さずに毎年回っているという状況なので、年金が崩壊するとか、破綻してしまう、ということはありません。

そうなんだね!!なんか安心かも!

なくならないけど安心でもない

将来の年金の問題点

では僕たちいまの30代も安心なのかというと、そうでもありません。

さっき安心したばかりなのに・・・

それは少子高齢化、つまり年金を払う人が減って、もらう人が増えていくことが原因です。

日本の人口はいまもう減り始めていて、僕たちいまの30代が60歳になる2050年頃には1億人を割るともいわれています。

少子化・高齢化はどんどん進んでいき、年金保険料や税金を払う側である若い現役世代とお年寄りの比率は、いまの2:1から2050年には1.4:1になってしまうと言われています。

少子高齢化で若い世代の負担が大きくなる

僕たち30代が年金をもらう年齢になったとき、年金保険料や税金を払う若い現役世代の数がおよそ4分の3に減ってしまいますから、僕たち世代の年金として使えるお金も減ってしまうことが予想されます。

これが、僕たち30代が60歳くらいになる頃の年金の問題点です。

た、大変だ・・・

注:日本の年金制度は、いまの若いひとが払った年金でいまのお年寄りの生活を支える仕組みになっています(賦課方式)。つまり僕たちいまの30代が将来もらう年金は、将来の若い現役世代が払ってくれるお金(保険料や税金)が含まれるんですね。

参考:2050年の人口予測はこちら⇒(1)総人口|選択する未来 - 内閣府

参考:現役世代とお年寄りの割合はこちら⇒1 高齢化の現状と将来像|平成29年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府

年金は縮小していく

年金として使えるお金が減ってしまうと、つぎの2つの対応策をとるしかありません。

  1. 僕たちいまの30代がもらう年金の総額を減らす
  2. 将来、若い人たちが払う金額(保険料)を上げる

保険料を上げるか、年金額を減らすか

もちろん、2.だけを行って将来の若い世代の負担ばかり増やす訳にはいきませんから、1.も2.も行われると思います。

僕たち世代の年金がいまのまま維持されることはないと思ったほうがいいでしょう。

僕たちがもらう年金を縮小する方法

僕たち30代が60歳ぐらいになっても、年金の仕組みはなくなりません。

しかし、年金として使えるお金の総額は減ってしまいますから、僕たちのもらう年金も減らさざるをえません。

減らす方法は次の2つあります。

  • もらう年金の金額を減らす
  • 年金をもらい始める年齢を上げる

もらう年金の金額を減らす

もらう年金の金額を減らす動きは少しずつ始まっています。

いまのお年寄りは現役時代の収入のおよそ60%を年金としてもらっていますが、僕たち30代が年金をもらうぐらいの2050年になると、年金は現役時代の収入の40〜50%になってしまうと予測されます。

所得代替率の変化

参考:将来の公的年金の財政見通し(財政検証) |厚生労働省

上の予想はすでに年金積立金を切り崩すことを想定してありますので、いまとくらべて金額が落ちてしまうことは避けられません。

年金をもらい始める年齢を上げる

年金をもらい始める年齢は、最初60歳だったのが制度改正で65歳になりました。

今後、自由選択で70歳からにすることもできる制度が議論されています。

参考:年金の受給年齢どうなる? 原則65歳、70歳超も可へ:朝日新聞デジタル

どんどん引き上がっているように見えますが、これはある程度仕方がないことだと僕は思います。</p

というのも、日本の年金はもらい始めると死ぬまでもらえる終身年金だからです。

例えばですが、90歳になって年金を打ち切りますって言われても、それから先ずっと自力で生活していかなければいけません。ほんとうに困りますよね?

それよりは、働いたりして収入をもらえる70歳までは年金をもらわないほうがまだいいですよね。

支給開始年齢引き上げ

寿命はどんどん上がる一方ですから、終身じゃなくなるくらいならもらい始める年齢をあげるのは仕方がないと考えましょう。

公的年金だけに頼るのは危険

いかがでしたか。

公的な年金制度のどこが問題なのか、僕たちが60歳ぐらいになるころ年金はどうなっていくのか、イメージできましたでしょうか。

年金はもらえるとしても、期間も金額もいまよりは縮小してしまいますから、いくらかこれに付け足すお金を備えとして自分で準備しておけばいいんです。

準備する金額や方法については、また別の記事にしたいとおもいます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。