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"カッコよく生きるをあきらめない"30代パパブロガーが送るLIFESTYLEブログ

【N高等学校・ゼロ高等学院・Loohcs】教育を変革する3校を徹底解剖!

こんにちは、ブラザーケントです。

今年、一気に本格的な動きをみせてきた学校教育の「革命」。

この記事では、そのさきがけともいえるN高等学校、ゼロ高等学院、Loohcsの3校の特徴を通して、いったい何がいままでと違うのか、そしてこれから何が変わっていくのかについて、考えていきたいと思います。

これから進路を考える高校生以下のすべての若い人たちと、その親御さんにとって少しでも有益な情報になれば嬉しいです。

N高等学校とは

N高等学校は、インターネットの技術と通信制高校の制度を組み合わせた新しい高校です。

ニコニコ動画などを運営するドワンゴや、映画・出版などのコンテンツ制作を行うKADOKAWAの関連法人である学校法人角川ドワンゴ学園が運営しています。

ネットの力を最大限活用した教育環境の整備や、ドワンゴの強みを活かした教材や課外活動の提供など、先端のテクノロジーに触れる機会がとても多いのが特徴です。

ネットコースであれば年間学費が¥70,000前後ととても安いのも魅力ですね。

N高等学校の概要

項目 内容
開校時期 2016年4月
運営母体 学校法人角川ドワンゴ学園
位置づけ 通信制高校
コンセプト ネットと通信制高校の制度を活用した新しい学校
カリキュラム 通学をほとんど行わずネットで授業やレポートを行うネットコースと、全国13都市(予定)のキャンパスで大学進学やプログラミングなど多様な学びをサポートする通学コースの2コースがある
キャンパス 本校は沖縄県うるま市で、通学コース向けキャンパスは全国13都市に拡大予定
高卒資格 取得可能
学費

ネットコース…平均で年間¥70,000〜¥130,000前後(就学支援金支給の場合)

通学コース…平均で年間¥800,000〜¥900,000(本科クラス週5日の場合)

その他 Webデザイン授業、小説創作授業、エンタメ授業、職業体験など、将来へつながる多様な体験ができるAdvanced Programを整備
公式HP N高等学校公式HP

ゼロ高等学院とは

ゼロ高等学院は、堀江貴文さんが主宰する教育機関です。

行動することを重視していて、在学中に社会参画の機会や各分野のプロフェッショナルから学ぶ機会を提供します。

おなじく堀江貴文さん主宰のHIU(堀江貴文イノベーション大学校)とも密に連携しています。

ゼロ高等学院の概要

項目 内容
開校時期 2018年10月
運営母体 株式会社SNS education
位置づけ 通信制高校(鹿島山北高等学校)のサポート校
コンセプト 座学を目的とせず行動を目的とする
カリキュラム 鹿島山北高等学校のレポートに、サポーターやゼロ高のサポートを受けて取り組む
キャンパス 六本木に学習室を設置予定
高卒資格 取得可能
学費

ゼロ高…3年間で¥1,080,000

鹿島山北高等学校…3年間で¥299,668(就学支援金支給の場合)

その他 HIUやプロの現場にアクセスするチャンスを提供
公式HP ゼロ高等学院公式HP 

Loohcsとは

Loohcsは、俳優の伊勢谷友介さんなどが発起人として立ち上げた教育機関です。

変化の激しい時代を生きていくため、最先端のスキルや行動だけでなく、教養や哲学などの普遍的なテーマも掘り下げていくカリキュラムが特徴です。

グローバルスタディやダイバーシティプログラムなどを通して、より高い視点で思考や行動ができることを目指しています。

Loohcsの概要

項目 内容
開校時期 2019年4月(予定)
運営母体 Loohcs株式会社
位置づけ 教育機関
コンセプト 「普遍性」と「先端性」を身につけ、思いやりのココロをカタチにできる力を養う
カリキュラム 一般科目、特別科目、プロジェクト型学習など多彩なカリキュラムを整備
キャンパス 東京・大阪・福岡の国内3都市のほかインド、ミャンマー、モンゴル
高卒資格 取得可能(代々木高等学校通信制)
学費

平均¥1,363,927(年間)

その他 俳優の伊勢谷友介さん監修のリベラルアーツプログラムなど、教養や哲学を学ぶカリキュラムを持っている。
公式HP Loohcs公式HP

 

3校の特徴

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それぞれ違った個性をもった3校ですが、概要をみていくだけでもこれまでの学校教育とは随分違いがあるような気がします。

僕たちがよく知っている「学校」といったいどこが違っているのか、まとめてみました。

①株式会社の高校運営

ゼロ高等学院とLoohcsは株式会社が運営していて、N高等学校もカドカワが設立した学校法人が運営していますので、直接・間接の違いはありますが、3校とも株式会社が運営に参加している高校だというところは共通しています。

2003年に構造改革特区のひとつとして教育関連の規制が緩和されて以降、株式会社の学校運営はいくつも行われてきました。この3校もそれを利用した形になっています。

②通信制高校の制度を活用

通信制高校でも、全日制や定時制の高校と同等の高校卒業資格を取得することができます。

それ自体は珍しいことではありませんが、3校はその通信教育の外でさまざまな課外活動や体験を提供しているのが特徴的です。

通信制高校の制度を利用することで、毎日の通学や一斉授業という普通科高校では当たり前の枠組みから外れることができ、自主的な活動にあてる時間を確保しています。

③トップクラスの技術や知見

3校とも多くの先進的なテクノロジー企業や経営者、教育サービスなどの外部機関と提携しており、最先端の技術や知見を学ぶことができます。

N高校のもつ設備とノウハウ、ゼロ高校にある人脈やネットワーク、Loochsの独創的なカリキュラムは、どれも他の学校で簡単に真似できるものではなく、それ自体がブランドだと言っても過言ではありません。

④起業の実践や体験に強み

3校とも起業支援や起業家育成、経営者との接点など、起業に強みを持っています。

商業高校や工業高校などの専門教育学科や専門学校では、資格取得や専門職になるためのトレーニングを行うことができますが、自ら起業しビジネスを起こすことに強みを持っている学校はほとんどないのではないでしょうか。

⑤機会の低年齢化

③トップクラスの技術や知見も、④起業の実践や体験に強みも、通常大学生などから行うような内容である気がしますが、3校とも高校生の早い段階から機会を提供している点がとても特徴的です。

高校では就業体験はあれど起業体験はなかなか見かけませんし、Loohcsで行われる予定のリベラルアーツプログラムはこれまで大学生が受ける教育内容でした。

意欲と時間があれば、これまで大学で学んでいたことも高校生のうちから学ぶことができるのは魅力の1つだと思います。

学校教育の革命で起こること

これまでN高等学校、ゼロ高等学院、Loohcsの3校の概要と特徴をまとめてきました。

今後こうした個性や特徴のある学校はどんどん増えていくと思うのですが、増えていった先にはどんな未来が待っているのでしょうか。

3校の特徴から僕なりに考察してみました。

①普通科中心主義の崩壊

3校とも通信制高校の制度を利用することで、通学を不要にしたり、課外活動を充実させたりしています。

いま日本の高等学校の7割以上は普通科です。

おそらくほとんどの人は学校に毎日通学して、一斉授業を受けるのが当たり前だと思っていると思います。

しかし自分のペースで自分の好きな時間に勉強できるような環境があれば、通学と一斉授業が非効率に見えてくる人も出てくるのではないでしょうか。

インターネットの登場により時間や空間を飛び越えて情報が飛び交う時代ですから、 なにも不思議ではないような気がします。

②学力主義の崩壊

いまのところ学校は教育を受ける場で、就業やビジネスとは完全に分離されています。

しかし3校のように起業支援やビジネス体験が広まると、高校卒業時にすでにお金を稼ぐビジネスを構築する若者や、世の中をあっといわせるようなサービスを作り出す若者がどんどん増えてくるでしょう。

高校を卒業してから働き始めるか、さらに4年かそれ以上大学に通ってから社会に出る同世代の若者と比べたとき、収入や社会での影響力という意味では大きな差が開きかねません。

これまで、あくまで学ぶ場だった学校では当然学力が重視されてきましたが、学びと実践の壁が溶けてしまってはそうも行かなくなってくるかもしれませんね。

③年次という考え方の崩壊

3校ともITや経営、リベラルアーツのような、これまで高校生にはまだ早いと思われてきたような分野を積極的に取り入れています。

同時に生徒の主体性を重視し、生徒が学びたいこと、実践したいことを最大限サポートする体制を整えています。

意欲と環境があれば子どもたちはいくらでもみずから学んで実践するんだということが証明されてしまえば、「何年生になったらそれを習う」とか「大学生になったらこれを学べる」というような年齢の区分けは、もはや非効率になってしまうのではないでしょうか。

学びたいものをどんどん学べる環境は、とても喜ばしいものではないでしょうか。

 

教育は個別化の時代へ

いかがでしたか。

さいごの考察を書きながら思ったのですが、どの学校に進学するべきかは偏差値や学力では判断できなくなり、自分の個性と将来の夢をもとに自分自身で考えなくてはいけない時代がもうすぐやってくるような気がしました。

一人ひとり好きなことや得意なことが違うのですから、進む先が違うのは当たり前です。

僕も一人の親として、変わっていく教育とこどもの未来を、しっかり見つめていこうと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。